社会課題の解決に、効果的クリエイティブ

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新年あけましておめでとうございます。

振り返ってみれば、昨年はすごい年だったような気がする。 

能登の震災から始まり、民主主義とか資本主義とかグローバリゼーションってどうなの?

リベラルって?保守って?家族とかコミュニティのあり方はどうあるべき? 

少子化どうする?移民はどうする?マスvsネットとの分断、真実はどこに? 

などなど、みんながいろんな問いを抱え、それについて考える機会の多かった年だったように思う。 

社会の広告社として仕事をする際に、このソリューションはより良い社会のために

寄与できるものなのだろうか?ほんとに広めるべきことなのか?

より深く考えなければいけない。

頭がクラクラするくらい考えるべきことではあるが、

それは、チャンスとも言える。

絶対的な正解のない中で、よりベターな「正解」を創り出していく。それは、つまり、クリエイティブな仕事であろう、

ワクワクする仕事であろう。

そこで、大切にしているのは、社会課題に関わる「当事者の声」だ。

その声はリアルで本物だ。

数値化するのは難しいが、「エビデンス」だ。

ただし、その声を伝えることは、難しい。

みんなは、普通、わざわざ「当事者の声」に触れたいとは思わない。

所詮、「他人ごと」だ。その「他人ごと」を「みんなゴト」にしてもらうためには、ストーリーが必要だ。

あなたとあなたを繋ぐストーリー。

それが、エンタメなのだ。クリエイティブなのだ。

そう、つまり、私たちのクリエイターの出番、というわけだ。

今年、当事者の声をクリエイターによる作品で伝える展覧会を開催します。

福祉の仕事の醍醐味を物語で伝えるショートムービーを公開します。(久しぶりに監督しました)。

気候変動や有機農業に向き合うアクションや音楽の力によってコミュニティの活性化に挑む団体のクリエイティブをサポートします。 

正解の見えにくい混沌とした時代で、かつ、膨大な情報の海の中から目に留めてもらうためにも、突破するクリエイティブが必要だ。楽しい!面白い!癒される!わくわく楽しい!エンタメの力が必要なのだと思う。

今後とも、映像、映画、漫画、アニメ、音楽、ゲーム、アートなど、様々なエンタメに関わるクリエイティブパートナーとともに、

微力ながら、「みんなゴト」化するためのクリエイティブを頑張っていきたい。

日頃より、社会課題に向き合っているクライアントの皆さまと、社会の広告社に関わっていただいている、情熱的で素晴らしいクリエイティブパートナーの皆さんに感謝いたします。 

社会をより良く、面白く。

その精神で、本年も、よろしくお願いいたします。

山田英治 

社会の広告社代表取締役/クリエイティブディレクター